「米国による半導体製造装置の安全保障調査」(1743号)

先日、米国トランプ政権が半導体および製造装置の輸入に関する安全保障上の調査を開始したとの報道がありました。
これは今後、追加関税などの貿易規制の強化に繋がる可能性が高く、世界の半導体業界にとって極めて重要な動きです。
私たちアザエンジニアリングは、半導体製造装置メーカーの設計支援を専門とする企業として、この動きを重大な経営リスクであると真摯に受け止めています。
一方で、私たちはこれまでにも、
・リーマンショック
・東日本大震災
・新型コロナウイルスの世界的拡大
など、数々の予測不能な事態に直面してきました。
そしてそのたびに、ピンチをチャンスに変えることで組織を強くしてきたと自負しています。今回も同じです。
今回の情勢も、変化を乗り越える成長のチャンスと捉え、冷静に、そして前向きに対応してまいります。
🔧 今、私たちが取り組むべき具体策
1.顧客ニーズの変化に柔軟・迅速に対応できる設計体制
→ 急な仕様変更にもスピーディに対応できる組織体制を維持・強化します。
2.製造装置の仕様変更や新規設計の増加への対応力の強化
→ 経験豊富な設計チームが、将来的な需要の変化にも即応します。
3.関税やコスト増加に対応するための、構造見直しやモジュール設計によるコストダウン
→ 特に、パーツ単位での輸送と、現地での組立を前提とした設計を進め、原産地規則を考慮した構造設計により、関税の回避とコスト最適化を両立します。
グローバル環境が大きく揺れる今だからこそ、設計支援企業としての存在意義が問われていると感じます。
アザエンジニアリングはこれからも、どんな逆風にも怯むことなく、「技術で貢献する会社」として、お客様のビジネスの安定と成長に貢献できる存在であり続けます。