【健康経営】2月に入り、寒暖差が激しい日が続いています。この時季は体調を崩しやすく、免疫力の低下や疲労の蓄積が懸念されます。特に、睡眠の質が健康管理の重要なポイントになります。
日本は世界で最も睡眠時間が短い国の一つであり、4人に1人が睡眠に関する悩みを抱えていると言われています。社員の皆さんのパフォーマンス向上や健康維持のためにも、睡眠の重要性を改めて考えてみます。
良い睡眠のためにできること
1. 寝室環境を整える
筑波大学の柳沢正史教授によると、「寝室が暗く、静かで、朝まで適温であること」が睡眠の質を向上させるカギだそうです。照明を暖色系にする、エアコンで適温を保つなど、快適な寝室づくりを意識しましょう。
2. スマホの使い方に注意
就寝前のスマートフォン使用は、ブルーライトよりも閲覧内容が影響を及ぼすとされています。ゲームやSNSの利用は控え、自然風景やリラックスできる動画を見るのがオススメです。また、スマホの画面をナイトモードに設定し、光を抑えることも効果的です。
3. アルコールの摂取を控える
「寝酒」が睡眠を促すと思われがちですが、実際には睡眠の質を低下させる原因になります。就寝3〜4時間前までに飲酒を控えることで、より深い眠りを得ることができます。
4. 睡眠の質をチェックする
目覚めた時に「よく眠れた」「体が休まった」と感じるかどうかが大切です。もし、昼間に強い眠気を感じたり、家族にいびきを指摘されたりする場合は、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の可能性があるため、医療機関での相談も検討しましょう。
健康経営における睡眠の重要性
健康経営の観点からも、社員一人ひとりの睡眠の質向上は大きな課題です。質の良い睡眠が取れていないと、集中力の低下やストレス増大につながり、業務効率にも影響します。企業としても、適切な労働環境を整え、社員が健康的に働ける仕組みを作ることが求められています。
まずは、「30分だけ睡眠時間を増やしてみる」ことから始めましょう。これだけでも、日中の体調やパフォーマンスが向上することが期待されます。
寒暖差が大きいこの季節、「体調管理の第一歩は良質な睡眠から」しっかり休息をとり、充実した日々を送りましょう!