「ニッポン半導体業界の2025年」(1686号)

【半導体情報】2025年に向け、半導体業界の注目がさらに高まっています。電子デバイス産業新聞の記事をもとに、業界動向と当社アザエンジニアリングが担う役割について考えてみたいと思います。
AIと半導体:新たな希望の光
日本発の半導体企業であるラピダスやキオクシアが、AI技術を核にした成長戦略を打ち出しており、大きな期待を集めています。AI半導体の開発では、プリファード・ネットワークスとラピダスが協業し、2nm~1.4nmの次世代チップの製造を目指しています。この技術が実現すれば、日本のAI戦略がさらに強化されるでしょう。
当社もこのような最先端技術に携わることで、日本の半導体業界の成長を支える一助となるべく努力を続けていきます。
キオクシアの挑戦と成長
キオクシアは東証プライムへの上場を果たし、NANDフラッシュメモリや次世代メモリの量産を加速しています。これにより、AIサーバー市場での存在感をさらに高めることが期待されています。当社の設計支援が、このような新しい技術基盤を作る一端を担っていることを誇りに感じます。
課題も存在:自動車向け半導体の不透明感
一方で、自動車向け半導体市場には不安が漂っています。EV市場の停滞や主要メーカーのリストラ計画が影響を及ぼしています。このような変化の中でも柔軟に対応できる体制を整え、どのようなニーズにも応えられる企業でありたいと考えています。
日本の半導体業界は、戦略物質としての重要性が高まる中で、2025年に向けた成長を見込まれています。当社アザエンジニアリングも、その発展を支えるパートナーとして、新しい挑戦を続けていきます。
これからも、時代の変化に応じたサービスを提供し、日本の半導体産業の未来を共に切り開いていることを意識しながら業務に取り組んで参ります。