「閏年(うるうどし)の特別な日の意味を探る」

今日は、四年に一度訪れる特別な日です。それは、閏年(うるうどし)にのみ存在する2月29日のことです。私の義母はこの日が誕生日ですが、戸籍上では2月28日と記載されています。閏年は同時にオリンピックイヤーでもあり、前回のオリンピックは東京で開催されました。しかし、新型コロナウイルスの影響により、1年の延期と多くの規制が伴いました。従来どおりに開催される今回のパリオリンピックには、多くの期待が寄せられています。
皆さんは今更になるかも知れませんが閏年について詳しくご存じでしょうか。一年の日数は地球の公転周期により365日ぴったりではありません、「1年=365日+約5時間48分」とされています。このため、約4年ごとに1日分のずれが生じ、閏年では2月28日の翌日を閏日として29日を追加します。ただし、微妙なずれの調整のため、400年に3回閏日を設けない年もあります。例としては、西暦2100年、2200年、2300年が挙げられますが、これらの年を経験することはほとんどの人にとってないでしょうね。

「閏(うるう)」は、「王」が「門」にいるという意味合いから成立した漢字です。これは、古代中国で、暦外の期間は皇帝が先祖の祭祀(さいし:祖先や神をお祭りすること)を行う廟(びょう:祖先の霊をまつる建物)に入らず、門に留まる慣習があったことに由来します。日本では「潤う(うるおう)」に由来して「うるう」と読まれるようになりました。英語では、閏年を”leap year”、閏日を”leap day”と表現し飛躍を意味します。イギリスでは、かつて閏日に女性から男性へのプロポーズが公認されており、この日にプロポーズを断ることはできなかったとされます。この伝統から、閏日にプロポーズすると幸せになれると言われています。これは、ロマンチックな伝統の一例です。そんな今日は情緒的で情熱的な一日になると良いですね。