「超・決断力」(960号)・・ライフワークバランスのAZA

6万人を調査してわかった迷わない決め方の科学が、書籍「超・決断力」に満載です。「決断力を上げる」とは、「決断のスピードを速く」して、「決断ミスをなくす」こと・・。

あなたは1日に何回くらい決断を下していると思いますか?些細な選択まで計算に加えると、その数は想像を上回る回数になっています。たとえば、ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5000回の決断を下しているそうです。しかし、決断は、どんな内容であってもストレスを伴い、脳に負担をかけます。その疲労が積み重なると、決断ミスが生じるようになっていくわけです。よく「重要な意志決定は起床後から午前中にするべき」と言われるのは、睡眠によって脳がリフレッシュし、十分な決断力を発揮できるから。7時台に起き、9時台に仕事を始め、ランチタイムを挟み、夕方に「疲れたな……」と感じるのは、脳の決断疲れが大きな要因となっているのです。これは、決断力がある人も、ない人も同じです。決断というストレスにさらされる回数と時間が多ければ、どんなに優秀な人でもミスをするのです。実際、圧倒的な技術を誇るトップアスリートもすべての試合に勝てるわけではありませんし、飛び抜けて優れているとされる創業経営者が重要な判断でミスをして批判されることもあります。つまり、決断力を高めるために欠かせないのは、システマティックに意志決定できる「決断のルール」を決めて決断で生じる負担を減らすことです。「決断のルール」に照らし合わせて決めることで、ストレスを感じずに物事を決められるようになり、脳の負担が軽くなります。すると、決断疲れが起きにくくなり、決断ミスを減らすことができる。さらに、システマティックに意志決定できるから、決断のスピードはおのずと速くなる。これが、あなたの決断力が向上する仕組みです。特に私達の設計業務は、仕様や条件に合わせ、それを満たす大きな決断や細かい決断の連続です。決断の結晶が図面になります。私達設計のプロフェッショナルは、検討業務は朝イチで行い、昼休みは出来るだけ脳を休ませることも重要です。また「自分の設計ルール」を持っていると迷うことも減りスピードUPや疲労軽減にもつながります。メンタリストDaiGoの「超・決断力」おすすめの書籍です。