「心に刺さる・耳の痛い(最終回)・・」(870号)

さて先日、相模原市から「家庭両立支援推進企業」に表彰される通知が届きました。

これは、ワークライフバランスに配慮した社会環境づくりを推進するため、仕事と

家庭の両立支援に積極的に取り組み、成果をあげている企業を表彰するというもの

です。弊社で行っている具体的な対象になる取り組みは例えば、始業、終業時刻の

繰り上げ、繰り下げ、家族手当等による経済的支援、ノー残業デーの導入等による

残業時間の縮減、年次有給休暇の取得促進、企業内の意識啓発のための研修、社内

報や研修などによる各種制度の周知などになります。当たり前に取組んできたこと

が、表彰される取組だったんです。健康経営と共に、今後も働きやすい環境、制度

の導入を積極的に行って参ります。

3.11から10年。各自であの時に学んだ教訓を再確認しなくていけないのが

3.11だと思います。防災意識と準備を各自で確認して下さい。

降水確率が何%なら傘を持っていきますか?傘に関するアンケートによれば、50%

になると4人のうち3人は傘を持ちます。「なにが起きてもいいように、準備や用心

をしておくこと」。これをたとえて「降らぬ先の傘」といいます。地震が多く、コロナ

感染症が流行する日本では、水・食料・トイレの備蓄が命を守る″傘″になりますau

の意識調査(昨年)によると、災害に備えている人の割合は、被災経験がある人で

53・6%、経験がない人は36・8%。経験者に聞いた「備えておいて良かった

もの」1位は懐中電灯、「備蓄しておけば良かったもの」1位は水です。東日本

大震災10年を機に自宅の備えを点検しましょう。懐中電灯、水・食料、災害用

トイレはけっこう準備されています。「パッククッキング」はご存知でしょうか。

耐熱性のポリ袋に食材を入れてゆでる。カセットコンロとガスボンベがあれば温か

いものができますし、洗い物が出ません。実際にやってみると、ほかほかのご飯と

蒸しパンができたりとか・・。「知っている」と「やる」「できる」は違います。

備蓄しようから⇒災害時の調理法やトイレを試そう。が大事な体験になります。

「降らぬ先の傘」肝に命じたい言葉です。「様々なことを想定しながら実際にやっ

てみる。」私達の設計業務にも非常に役立つ言葉ではないでしょうか・・。さて

シリーズで6回に分けて掲載させていただいた「本気の説教」本日が最終回となります。

【「怒りのゴミ箱」と、「感謝の貯金箱」を作ろう】

相手の不用意な発言で気分を害するなど、仕事をしていると必ず、腹の立つ場面に

あいます。そんな負の感情に支配された時、どうすればいいのか。私は「怒りのゴミ

箱を作りなさい」と勧めています。怒りを覚えた時に「自分はこんなことで腹が立

った」ということを、文字に書き起こすのです。これをパソコン上に作った「怒り

のゴミ箱」というフォルダーに放り込んでいくんです。ただ、感情をむき出しにし

て怒りの言葉を書き連ねるのではありません。いつ、どんな状況で、誰のどんな言動

に怒りを覚えたのかを記録します。実はこれが、ポジティブな行動につながります。

効用の1つ目は、クールダウンです。怒りの内容を文字にするには、いったん思考

を通すことが必要になります。そこで理性が働くから、書いているうちに怒りが収

まってくるのです。2つ目の効用は、自分の怒りの「傾向と対策」がつかめることです。

ゴミ箱の中に記録がたまってくると、「自分はどんな時に怒りを覚えるのか」がわか

るようになります。すると不思議なことに、同じような目に遭ってもあまり腹が立た

なくなります。そしてもう1つ、お勧めしたいのが「感謝の貯金箱」を作ること。

怒りのゴミ箱と同じ要領で、うれしかったことも状況とともに記録してきます。この

感謝の貯金箱を時々、見返す習慣をつけます。感謝の貯金箱の効用は「周りの人の

支えがあってこその自分」だと再認識できることです。そして、「いつ、どんな対応

をされると人はうれしいのか」がわかることです。するとあなた自身も、「同じこと

を人にしてあげよう」と思えるようになりますので、信頼関係を築く上で大事なことです。

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