「心に刺さる・耳の痛いⅤ・・」(869号)

誰しも仕事での失敗やミス、上司やお客様からのクレームなど、受けたことがあります

ね。繁忙期や短納期対応などの状況に応じては、その頻度や数が増えるのではないで

しょうか?真摯に謝りフォローするだけですまないミスもあります。そのことをきっか

けに信頼を損ない、取引が続かない厳しい状況に陥ることもあります。そこで仕事の失敗

をしっかり分析することが必要になってきます。本日も書籍「本気の説教・心に刺さる耳

の痛い話」からつの話のご紹介です・・  (↓近所の早咲きの桜とメジロ)

『“失敗の棚卸し”で、自分の弱点を修正しよう』

成長していく過程で、ビジネスパーソンは様々な失敗を経験します。しかし、失敗を

恐れてはいけません。「学びの機会」と捉え、次のステップを踏み出すきっかけにす

ることが重要です。だから、最初の失敗は失敗ではなく、教材だと考えてみましょう。

本当の失敗は2回目からです。ここで失敗しなければいいのです。ただ、残念ながら

人間は同じ失敗を繰り返す生き物ですが同じ失敗を繰り返していると、周囲からの信頼

を失います。そうならないためにも自分の習性を知ることが重要です。同じ失敗を何度

も繰り返し、自己嫌悪に陥る。あるいは、同じ失敗を繰り返していることに気がついて

いない。どちらにしても深刻な問題ですが、後者の方がより根が深いです。では、この

2つの問題にどう対処すればいいのか。まず、「ああ、またやってしまった」というパタ

ーン。これは自分を一歩引いたところから見る習慣がないために起こります。だから、

失敗に気がついた時に「なぜ」を整理してみましょう。例えば、人事異動や配置換えな

ど自分を振り返るのに適したタイミングで、「失敗の棚卸し」をしてみる。過去の失敗

を書き出してみると、自分がどんな時に過ちを犯すのか、自覚できます。そうなれば、

失敗しそうな時でもセンサーが働くようになり、失敗を回避しやすくなります。もう1つ

の失敗に気づいていないパターンは、正直なところ、かける言葉がなかなか見つかりま

せん。なぜなら、あなたは同じ失敗を繰り返しているにもかかわらず、毎回「あ、やっ

ちゃった」くらいにしか感じていないからです。それでも、若いうちであれば給与格差

はそれほど生じません。しかし5年後、10年後、そのツケを払う日が来ます。そんな

想像力を持って欲しいです。――次号が最終回です・・

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