「心に刺さる・耳の痛い話Ⅲ・・」(867号)

様々な料理やお菓子に欠かせない調味料といえば、砂糖です。紀元前から利用されて

いた砂糖が日本に伝わったのは8世紀のこと。当時は薬として重宝されました。確か

に疲れた時の甘いお菓子は、元気の源。薬とされたのも納得です。今日3月10日は、

語呂合わせ通り「砂糖の日」です。弊社は、10日はお給料日、甘い砂糖たっぷりの

ケーキで疲れをいやす日でもあります・・。

さて書籍「本気の説教・心に刺さる耳の痛い話」からつの話のご紹介です・・

【成長できない停滞期は、誰にもある】

毎日、頑張っているのに成長が実感できない。そう思い悩み、「自分はこの仕事に向

いていないのではないか」と考えたことはありませんか。そもそも仕事の世界では、

人は右肩上がりに成長していくことはありません。いくら頑張っても、成長を実感で

きない停滞期間が延々と続く。そしてある時、ブレークスルーの瞬間が訪れるものな

のです。ブレークスルーの前には必ず、停滞期間があります。このメカニズムを知ら

ないがゆえに「成長を実感できない」と悩むのです。ここを乗り越えれば、成功体験

を積むことができます。ひとたび成功体験を積めば、次に停滞期間を迎えても、それ

が次の成長への準備期間だと思えます。だから、一度成功を体験した人は、次の成長

に向かって仕事に没頭できるのです。

【量をこなせない人は、質の高い仕事もできない】

圧倒的な量をこなすことで、体に技術が染みつく。単純な作業を、ひたすら繰り返す

ことでしっかりとした土台ができ、それが時に、神がかり的な仕事を可能にします。

量をこなすということは、そのくらい意味のあることです。しかし最近の若い人は、

そうは考えないようです。同じことを繰り返しやらされると「こんなことをしていて

何の意味があるのか」と思います。そして、単純作業に見える仕事を嫌います。しか

し、若手には、意味など考えず取り組むことが何よりも大切です。小学生の頃、掛け

算の九九を覚えるのに「何のために?」などと考えなかったのではないでしょうか。

量をこなすことで、体に「コツ」が染みつきます。これが判断力の土台になるのです。

上司から仕事を頼まれて「何分でできる?」と聞かれ、自分が宣言した時間までに

作業を終えることができず、スケジュールが乱れてしまった。そんな経験ありません

か。こんな小さなことでも、量をこなした経験がないと満足にで出来ません。意味は

後で考える。考えることがあるとすれば、工夫についてだけです。「もっとうまくや

るためには、どうすればいいか」を考えながら、「もっと早く、もっと多く」を心が

けましょう。――次号に続く・・

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