「情報の見極め方が大切です・・」(862号)

香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木の沈丁花(じんちょうげ)が咲き始めました。

あちこちで甘い春の香りを漂わせています。

今日、3月3日は桃の節句(ひな祭り)にはちらし寿司をはじめとした彩鮮やかな料理

でお祝いするのが定番ですね。通常であればちょっと贅沢に外食という人も多いと思

いますが、今年はコロナ禍で緊急事態宣言中です。今年のひな祭りはデリバリーや

テイクアウトを利用して、“おうち”でお祝い!いかがでしょうか?さてあまり広まっ

ていませんが、新聞記事から良い話題のご紹介です。今冬のインフルエンザ流行が

激減しています。今月8~14日の1週間で報告された患者数は全国でわずか56人

でした。昨年同期の約%です。WHO(世界保健機関)によると世界的にも流行は

「低水準」と発表されています。激減の最も有力な要因とされるのは、マスク、手洗

い、3密回避など新型コロナの感染予防対策が徹底されたことによります。さらに

昨秋から各地でインフルエンザの予防接種が進んだこともその要因です。

日々のメディア報道からは、こうした良いニュースよりも悪い話が印象に残りがちです。

例えば毎日の新型コロナ新規感染者数。現在は第3波の山を下り切るかどうかの局面

にあります。それを「感染者数の減少幅が小さくなった」と報じられると、不安だけ

が残ります。ですので情報の見定め方も重要になってきます。「本能による10の思

い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」を勧めるのは、世界的なベス

トセラー『フアクトフルネス』(日経BP)です。10の思い込みの一つに″世界は

どんどん悪くなっている″と考える「ネガティブ本能」があります。その克服へ著者の

ハンス・ロスリング氏は″悪いニュースのほうが広まりやすいと覚えておこう″と強調

しています。確かにコロナ禍にあっては、コロナに対する報道はネガティブなものし

かないですね。新聞記事などからポジティブな記事を掘り起こすことも元気に生きる

知恵かもしれません。

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