「時代の変化に対応するリーダーⅣ・・」(861号)

半導体を巡る米中の貿易摩擦が続く中、中古の半導体装置の価格上昇が続いています。

複数の国内中古業者によると、この1年で平均で2割近く上昇したといいます。半導体

の国産化を進める中国の半導体メーカーが大量に購入。新型コロナウイルスによる巣

ごもり需要で、最先端でない半導体を造る装置の引き合いも強いようです。また車載

向けなどの半導体不足の解消が進まない一因になりそうです。半導体装置の中古品は

相対取引が主流のため、日本経済新聞が主な企業に聞き取り調査しました。中古の

半導体製造装置の販売を手掛ける大手リースの担当者は「中古の価格は年々上昇して

おり、ここ1年に限ると平均で2割は上昇した」と話しています。旧型装置の需要拡大

をビジネスチャンスとみる装置メーカーも出てきており表面加工など、半導体製造に

必要な装置は多く、200ミリメートルの装置を中古に頼る状況は続きそうです。

(※弊社は成膜装置が主な領域です)

そんなコロナ禍で本日もシリーズ「~リーダーの視点~」2つの企業TOPのコメント

を紹介致します。

資生堂:魚谷雅彦社長【社会運動へ発展期待】

「社会的なムーブメント(運動)として多くの消費者に買っていただけるかにすべて

が懸かっている」と意気込むのは、資生堂の魚谷社長(66)。新型コロナウイルス

感染症の最前線で奮闘する医療現場を支援しようと、ハンドソープや消毒液などの売

り上げから経費を除いた利益を寄付する試みを始めました。感染急拡大に伴い、1月

に緊急事態宣言が再発令された後、社内からアイデアが出ました。全21商品が対象

で期間は4月末まで行います。「販売規模によっては大きなものになります。ぜひ

支援を・・」と呼び掛けています。


ソニーFH:岡 昌志社長【「ほぼリアル」めざす】

「ほぽリアルと感じられる快適性を目指したい」と語るのは、ソニーフィナンシャル

ホールディングス(FH)の岡社長(65)。昨年6月、生命保険の営業にビ

デオ通話を導入し、新規契約獲得に効果を発揮しているといわれます。今後は親会社

ソニーの映像技術などを積極的に採り入れ、新しい商品やサービスの開発につなげる

考えです。業界でも業務のオンライン化が加速しています。そのことで営業員が1日

に面談できる顧客数が増えました。契約者の要望をくみ取り、グループ傘下の損害保険

や銀行を含め総合的な提案ができる体制を目指していきます。

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