お盆の帰省シーズンも一段落し、明日から仕事という方も多いのではないでしょうか。
先日、新聞を読んでいて、ふと目に留まった記事がありました。
テーマは、「親とあとどれくらいの時間を一緒に過ごせるのか」というものです。
例えば、正月とお盆に3日ずつ、年に6日帰省するとします。その間、食事や会話などで親と一緒に過ごす時間が1日4時間なら、年間では24時間。
つまり、1年間で親と過ごせる時間は、合計してわずか「1日分」です。
もし、この先10年間同じように帰省したとしても、実際に一緒に過ごせる時間は単純計算で10日分。そう考えると、少しドキッとします。

これは親だけではありません。家族、巣立っていった子供たちや孫、兄弟、昔からの友人、大切な仲間……。
普段は「また今度」「いつでも会える」と思いがちですが、大切な人と過ごせる時間は決して無限ではありません。
私自身、実の両親と妻の両親、合わせて4人の親がいました。しかし、今では3人を見送り、残っている親は1人だけになりました。
だからこそ最近、「会えるうちに会う」「話せるうちに話す」「一緒に過ごせる時間を大切にする」ということを、以前にも増して感じています。
時間だけは、どんな人にも平等で、貯めておくことも、後から取り戻すこともできません。
お盆にはお墓参りをして、亡くなった方を偲んだ方も多いでしょう。老いや別れを考えるのは少し寂しいことですが、限りがあると知るからこそ、「今、一緒にいられること」のありがたさにも気づけるのだと思います。私は今日から夏季休暇です。
この休暇は身近な楽しみを満喫するとともに、残された一人の親との時間も大切にしたいと思います。
「そのうち」ではなく、「今」。次に実家へ帰るとき、大切な人に会うとき。
「あと何回会えるだろう」ではなく、「今日会えた時間を大切にしよう」。
そんな気持ちを忘れずにいたいと思います。