7月に入り、一般社団法人日本半導体製造装置協会(SEAJ)から、「半導体・FPD製造装置 需要予測(2026~2028年度)」が発表されました。
内容を読んで最初に感じたのは、
「半導体市場の成長スピードが想像以上に加速している」
ということです。
私たちのように半導体製造装置の設計に携わる会社にとって、とても明るいニュースでした。
■ AIが市場を一気に押し上げる
今回の予測で最も注目したのは、日本製半導体製造装置の販売高です。
- 2026年度:6兆5,502億円(前年比26%増)
- 2027年度:7兆4,017億円(前年比13%増)
- 2028年度:7兆7,718億円(前年比5%増)
しかも、この数字は今年1月に発表された予測からさらに上方修正されています。市場の勢いが想定以上であることが分かります。

■ 次の主役は「Agentic AI」と「Physical AI」
この急成長を支えているのは、言うまでもなくAIです。
これまでは生成AIが話題の中心でしたが、これからは自ら判断し行動する「Agentic AI(エージェント型AI)」、そしてロボットや工場を賢くする「Physical AI(フィジカルAI)」へと進化していきます。
そのためには、GPUだけではなくCPU、DRAM、SSDなど、多くの高性能半導体が必要になります。
つまり、半導体をつくるための製造装置への投資も今後さらに拡大していくということです。
■ FPD市場は一時足踏みも2028年に回復へ
一方でFPD(ディスプレイ)製造装置市場は、PC需要などの影響から2026~2027年度は慎重な見通しとなっています。
しかし2028年度にはOLED投資が本格化し、前年比27%増と大きく回復する予測です。
■ 市場が伸びる時代ほど企業の実力が問われる
市場が拡大すると、「仕事が増えて楽になる」と思われがちですが、実際は逆です。
求められるのは、
- 設計品質
- 設計スピード
- コスト競争力
- 提案力
こうした総合力になります。
だからこそアザエンジニアリングでは、AI活用、設計品質の向上、人材育成、健康経営などへの投資を継続しています 。■ これから数年間は大きなチャンス
今回の需要予測は、単なる業界ニュースではありません。
日本のものづくりが再び大きく飛躍するスタートラインに立ったことを示しているように感じます。
Team AZAも、この追い風をしっかり受け止め、お客様から「依頼して良かった」と言っていただける設計会社を目指して、これからも挑戦を続けてまいります。