早いもので、アザエンジニアリングの今期決算まで残り1か月半となりました。現時点での業績予測は、赤字ではありませんが、昨年度の利益率8%には届かず、来期に向けた課題が明確になった一年となりました。もちろん、市場環境や大型案件の減少、人員の入れ替わりなど様々な要因があります。しかし私は、この結果を単なる外部要因だけで片付けてはいけないと考えています。
■ 今期の課題は「手空き」
今年はバックオーダー会議を週2回実施し、案件管理の強化に取り組んできました。
しかし改めて分析すると、受注した案件の完了予定日や工数管理について、さらに精度を高める余地があることが見えてきました。例えば、
- 40時間の案件であれば、いつ完了するのか
- 160時間の案件であれば、あと何日作業が残っているのか
- 今の案件が終わった後の仕事は確保できているのか
これらをより正確に把握しなければなりません。設計者一人ひとりが意識していただきたいのは、自身の1か月の作業工数です。
1か月の稼働時間は、おおよそ 168時間 です。現在担当している案件だけを見るのではなく、 - 今月の工数は足りているか
- 来月の工数は確保できているか
- 今の案件の次の仕事は見えているか
という視点を持っていただきたいと思います。仕事を受注するのは会社の役割です。しかし、現場で案件を進めている皆さんが最も早く異変に気付くことができます。
「予定より早く終わりそうだ」「来週から工数が空きそうだ」「来月の仕事量が不足しそうだ」そんな兆候が見えたら、ぜひ早めに上司や会社へ発信してください。

■ バックオーダー管理2.0へ
私は来期、この取り組みをさらに進化させたいと考えています。
それが、「バックオーダー管理2.0」です。
これまでのバックオーダー管理が「現在の仕事を把握する仕組み」だとすれば、これからは「未来の工数を予測し、手空きを未然に防ぐ仕組み」へと進化させます。大切なのは、「空いてから考えるのではなく、空く前に考えること」です。
設計者一人ひとりが工数を意識し、完了予定日を意識し、次の仕事を意識する。
そんな組織を目指していきたいと思います。
■ 来期に向けた明るい話題
一方で、来期に向けた明るい材料も増えています。
SNSによる情報発信やSNS広告の効果も少しずつ現れ、新しいお客様との接点が着実に増えています。また、AZA WORKSへのお問い合わせも増加傾向にあり、新たなビジネスの可能性も広がっています。さらに来春には優秀な技術者の入社も予定しており、組織力の強化も進みます。会社としても、
- 健康経営優良法人ブライト500の継続認定
- SCS情報セキュリティ認証 ☆3つ取得
- AI活用による業務効率化
- 提案型の高付加価値サービスの強化
など、新たな挑戦を続けています。
■ 地域No.1の報酬を目指して
これからの設計会社は、単に図面を描くだけではなく、「お客様の課題を解決し、価値を提供する会社」が選ばれる時代です。そして、その先にある目標は変わりません。
「地域No.1の報酬を支給できる会社になること」です。
そのためには、会社が利益を生み出し続けなければなりません。そして利益は、
- 設計工数* 稼働率* 生産性* 提案力 の積み重ねによって生まれます。設計業務だけでなく、
- どうしたら手空きを出さないか
- どうしたらもっと効率良く仕事ができるか
- どうしたらお客様へより高い価値を提供できるか
- どうしたら単価アップにつながる提案ができるか
を全員で考えながら行動していきましょう。手空きをなくす工夫も、効率化も、提案活動も、すべては皆さんの待遇向上につながります。
■ おわりに - 決算まで残り1か月半。そして来期へ向けて。全員で知恵を出し合いながら、「バックオーダー管理2.0」を実現し、「手空きゼロ」を目指し、さらに強いアザエンジニアリングをつくっていきましょう。今週もよろしくお願いいたします。