「冬の眠気はなぜ?仕事中の集中力を守る”簡単対策5選”」(1888号)

朝晩の冷え込みが強まり、いよいよ冬本番です。この季節は社内でも「午後になると眠い」「集中力が続かない」という声をよく聞きます。実際に眠さと戦っている人を見かけます。(笑)実は冬は一年で最も眠くなりやすい季節であり、その眠気は気合いの問題ではなく、身体が自然と起こす生理反応です。今日は、冬に眠くなる理由と簡単な対策をご紹介します。
🔍 1.冬に眠くなる“主な原因”
◆① 日照時間の減少
太陽光が減ると覚醒ホルモン「セロトニン」が減り、眠気を促す「メラトニン」が増えて休息モードに入りやすくなります。
◆② 外の寒さと室内の暖かさ
暖房で身体が温まると副交感神経が優位になり、リラックス状態に。特に昼食後は眠気が強くなります。
◆③ 血流の低下
冷えによって脳への血流が弱まり、「ぼんやりする」「集中力が落ちる」という状態になりやすくなります。
◆④ 乾燥による呼吸の浅さ
冬の乾燥は酸素の取り込みを減らし、頭が重くなったり眠気につながります。
💡 2.今日からできる簡単な眠気対策
◆① 10〜15分の※パワーナップ
短い仮眠は午後の集中力を大きく高めます。お昼休みの昼寝をAZAでは推奨しています
◆② ストレッチや軽い歩行
設計作業は座りっぱなしになりがちです。1時間に一度立つだけでも眠気がリセットされます。
◆③ 水を一口飲む
水分補給は自律神経を刺激し、即効性のある眠気対策です。
◆④ 室温と照明の工夫
暖かすぎる室温は眠気を誘います。昼光色の照明は覚醒に効果的です。
◆⑤ 作業内容の切り替え
集中作業から軽作業に数分切り替えるだけで、脳のリズムが変わり眠気が抜けます。
🌙 3.眠気は“悪いこと”ではありません
冬の眠気は身体の自然な反応です。大切なのは我慢ではなく、上手にリセットし、ミスや体調不良を防ぐことです。
寒さによる体調変化にも気を配りながら、皆さんが安全に、気持ちよく仕事に取り組める環境づくりを進めてまいります。午後の眠気とうまく付き合いながら、今日も元気に頑張りましょう!
※パワーナップ:午後の生産性を高めるために取る、10〜20分程度の短い仮眠

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