仕事情報の木曜日。産経新聞の記事をもとに業界動向を共有します。世界の主要な半導体製造装置メーカーの決算が出そろい、「2026年は過去最高」「長期スーパーサイクル入りの可能性」と強気の見通しが示されました。生成AIの拡大が、AI半導体とデータセンター投資を大きく押し上げています。
■ AIが牽引する装置投資
AIサーバーに不可欠な HBM や先端ロジック半導体が逼迫し、設備投資が加速。
* TEL:「2026年は過去最高」
* アドバンテスト:計画を大幅上方修正
* ASML:EUV装置需要で強気に転換
* SCREEN:「メモリーのスーパーサイクルは来年後半から」
装置メーカー10社の7〜9月期純利益は19%増と、業界は再び拡大基調です。
■ 一方で懸念も
* 対中輸出規制 * 中国向け依存(平均35%) * スマホ・PC・EV向け成熟半導体の回復遅れ * 「AIバブル」懸念
強気と慎重の見方が共存しています。
■ アザエンジニアリングとしての視点
装置メーカーの投資ピークは 2025年後半〜2026年 と予測され、私たちにはその前から波が届きます。しかし、月曜日のブログ「ピンチをチャンスに!」で触れた通り、足元では受注減の兆しもあります。これは矛盾ではなく、半導体業界特有の「短期は調整、長期は拡大」 が同時に進む状況です。短期に振り回されず、長期の追い風に備えることが大切です。
▼ ① 技術力 × スピード:私達がう担当する、前工程装置が高度化する中、「早く・正確に・ミスなく」 を徹底し、教育と設計サロンで基礎力を高めます。
▼ ② 外注連携:繁忙期には社内工数だけでは不足します。外注パートナーとの連携を強化し、図面・3D作成体制を整えます。
▼ ③ AI活用で時短設計:仕様整理、図面検索、BOM作成など、AIで設計の効率化・デジタル化を推進します。
■ 2026年に向け、今は“仕込みの時間”:長期の追い風と短期の向かい風を見据えながら、
* 技術向上 * AI・DX活用 * 外注連携 を進め、どんな波にも対応できる会社を目指します。
■ 最後に:半導体製造装置業界は転換期を迎えています。短期の「ピンチ」を乗り越え、長期の「チャンス」を確実につかむ準備を進めていきましょう。今日も一日よろしくお願いします。