お仕事情報の木曜日。最近、アサヒビールやアスクルなどの大手企業が、ランサムウェア(身代金ウイルス)による被害を受け、多大な損害を公表しています。システムの停止や生産の遅れ、顧客情報の流出など、その影響は甚大であり、社会全体に「データを守ることの重要性」を改めて突きつけています。ランサムウェアとは、メールの添付ファイルや不正サイトを介して感染し、社内のデータを暗号化して使用不能にしたうえで、「元に戻したければ金を払え」と要求する悪質なサイバー攻撃です。いまや大企業だけでなく、中小企業においても被害が後を絶たない状況です。弊社でも、お客様の大切な設計データや図面情報を守るため、システム会社の支援を受けながら、セキュリティ体制の強化を進めています。今月から来月にかけては、「ウイルス感染防止強化月間」として位置づけ、毎週の「木こりの日」を活用し、社員全員で安全意識の向上に取り組んでいます。
🪵 「木こりの日」に込めた思い
弊社が毎週実施している「木こりの日」は、イソップ寓話『木こりと旅人』の物語にちなんで名づけました。
――ある日の朝、旅人が森の中で、一生懸命に木を伐る木こりを見かけました。
夕方、同じ道を戻ると、木こりはまだ汗だくで木を伐り続けています。
しかし、作業はあまり進んでいません。旅人が近づいてみると、木こりの斧の刃はボロボロでした。「一度手を止めて刃を研いだらどうです?」と旅人が声をかけると、木こりはこう答えます。「そんな時間はないんだよ、木を伐るのが忙しくてね。」
――この寓話が伝えるのは、“忙しさの中でも立ち止まり、道具(=自分の力)を磨く時間を持つことの大切さ”です。
「木こりの日」では、就業時間中に1時間、社員が自由に学び・考える時間を設けています。現在はこの時間を活用し、セキュリティ教育とウイルス感染防止対策を全社で実施中です。今後もAZAエンジニアリングは、「学びを止めない」「誠実に磨く」姿勢で、
お客様や取引先の皆様に安心・安全な設計支援サービスを提供し続けてまいります。