今週の地元情報は、相模原市緑区・橋本駅南側で開催された「さがみはらリニアフェスタ」の話題です。現在建設が進むリニア中央新幹線 神奈川県駅(仮称)の工事現場が、2日間限定で一般公開されました。
🌌 地下30メートルの“光と音のステージ”
現場は、深さ約30メートル、延長約680メートルにおよぶ巨大な地下空間。この開削部を舞台に、トロンボーン奏者やオペラ歌手による音楽ライブが行われ、幻想的なライトアップとともに、普段は立ち入ることのできない地下空間が美しく彩られました。
東京都八王子市から訪れた来場者は、
「駅は想像よりも大きく迫力があった。ライトアップされると幻想的だった」と感想を語っています。まさに、“工事現場がエンターテインメント空間に変わる瞬間”です。
🏗️ 行政と企業の連携による新しい価値創出
このイベントは、神奈川県・相模原市・JR東海の主催によるもので、黒岩祐治知事が「工事現場をエンターテインメント拠点として活用する」という発想を提唱して実現しました。昨年に続き2回目の開催で、前回は歌手・河村隆一さんによるライブも行われました。工事中であっても地域に開かれた空間とし、市民に“未来の駅”を感じてもらう──そんな行政の工夫と挑戦に感心させられます。
💡 アザエンジニアリング的視点で見る「工事の魅せ方」
リニア中央新幹線の建設は、最先端の土木・構造設計技術が集約されたプロジェクト。私たちも機械設計を通じて“ものづくりの裏側”に携わっていますが、このように工事そのものを見せる・伝える・感動させるという取り組みは、設計や製造の世界にも通じるテーマだと感じます。「安全に、正確に、そして美しく」——エンジニアの技術が光の演出とともに人々に感動を与えた、素晴らしいイベントになりました。
🚇 未来への期待
リニア新駅の完成は、相模原市にとって新たな成長の起点となります。地域経済の活性化、観光客の増加、雇用の創出など、多方面への波及効果が期待されています。私たちアザエンジニアリングも、地元企業としてこの“未来の玄関口”の誕生を心から楽しみにしています。