今春、社会人になった新人が上司からこんな話を聞いたそうです。
世の中には3種類の人がいる。
・いなくてはならない人
・いてもいなくてもいい人
・いては困る人
実は私も駆け出しの頃に同じ話を聞いて、とても感動したことがあります。あまりに印象に残ったので、その言葉を紙に書き出して職場のトイレに貼り出したところ、当時の上司から「いいね」と褒めてもらいました。あの時、「絶対に職場に必要とされる人間になろう」と決意したのを思い出します。
上司はさらにこう続けました。「大事なのは“誰にとって”か、ということだ。会社にとって、顧客にとって、そして社会にとって。私たちはすべての面で必要とされる人になっていこう」と。この言葉に触れた新人も、一層気持ちを引き締めて頑張っているそうです。とても心強いですね。
◎「いては困る人」なんて本当はいない
よく考えると、「いては困る人」なんて本当はいないのだと思います。人にはそれぞれ計り知れない可能性があって、自分にしかできない役割があります。その使命を見つけて活かしていければ、誰だって人生を輝かせることができるはずです。
◎他人の評価より、自分の志
「自分は“いなくてはならない人”になれているか」と、他人の評価ばかり気にする必要はありません。大切なのは、自分の中でどう生きたいかを決める“志”です。見えない志や日々の行動は、時間がたてば必ず形になって現れてきます。誠実に取り組む人ほど、長い目で見たときに信頼を得て、最後には勝っていくのだと思います。
◎息子や友へのエール
やっと就職が決まった息子にも、この話を伝えてあげたいと思っています。また、今うまくいかずに落ち込んでいる友人がいたら、こう声をかけたいです。「仕事も学業も人生も、これからが勝負だよ。志を高く持てば、必ず巻き返せるよ」と。
アザエンジニアリングは、社員一人ひとりが「いなくてはならない人」として輝ける会社でありたいと思っています。私自身もまた、その一人であり続けたい――そうあらためて感じた出来事でした。