弊社は7月が決算月です。正式な数値は9月20日過ぎに確定しますが、月次報告やMAS監査、社内集計を踏まえると、今期は2,500万円を超える黒字となる見込みでありこの数値は創業以来の過去最高益となります。昨年はアミューズメント事業部の好調で約800万円の黒字でしたが、今期はその3倍の利益。売上3億3,000万円に対して利益率8%です。一般的に中小の機械設計業界では、利益率が3~5%程度であれば健闘とされます。その中で8%という数値は極めて優秀であり、経営の健全性を大きく示すものです。負債に苦しんだ時期を乗り越え、しっかりと財務基盤を立て直すことができました。
◆利益の使い道 今回の黒字は、
1. 社員の皆さんへの賞与加算による還元
2. 会社のキャッシュフロー改善
この2点に充てました。皆さんの努力の成果を形にできたことを、心から嬉しく思います。
◆利益改善の要因
今回の利益率向上の理由を改めて整理します。
1. 手空きを撲滅し、生産効率をUP
2. 仕事の選択と集中
3. 値付けの見直し(単価調整と価格転嫁)
4. 繁忙なお客様が多かったこと
これらは、前年度から進めてきた中小機構の専門家派遣による利益改善プロジェクトの成果と皆さんの頑張りです。
◆37期に向けた重点テーマ
一方で、お客様の案件全体は落ち着きを見せています。ここから先、さらなる成長を目指すには新規顧客開拓が必須です。今年度も過去最高益を更新するために、特に大事にしたいのは次の2つです。
1. AIを設計現場に導入し、スピードと設計スキルを高めること
2. SNS戦略による新たな顧客開拓と設計スタッフの採用強化
SNSについては、8月から広告運用を含め本格的にステップアップしました。また設計スタッフの増員も決定しており、基盤は整っています。
◆37期のスタート
新年度第37期は、アミューズメント事業部の好調なスタートで幕を開けました。
この追い風を活かしつつ、AI活用とSNS戦略を柱に、新しい挑戦を積み重ねてまいります。
皆さんと共に歩む37期を、「挑戦と成長の期」として力強く進めていきましょう。