「て い ね ん 60歳がまだ主流!」(1814号)

8月1日から、弊社アザエンジニアリングは新年度をスタートしました。おかげさまで無事に36期を終え、37期目に突入です。
さて本日は、新年度の始まりにふさわしく(?)ちょっと衝撃を受けた出来事をご紹介します。弊社が入居しているテナントビルは、神奈川県企業庁がオーナーで、多くの企業が同居しています。日々顔を合わせる中で、会社は違えど自然と仲良くなる方も多いのですが、その中に、私と同い年で、感性も似ていてとても気の合う“仲間”がいます。そんな彼から、つい先日「定年なんです」と聞かされました。あまりにさらっと言われたその言葉に、私は思わず固まりました。そう、「60歳で、て・い・ね・ん!?」……まさに他人事ではない衝撃です。私もその年頃。いや、まさにその歳。(笑)というわけで、定年制度について改めて調べてみました。
🔍 定年は「60歳」がまだ主流?
厚生労働省などの最新統計(令和5年:2023年)によると…
定年制を設けている企業は約96.1%
そのうち、60歳を定年としている企業が66.4%
つまり、まだまだ“60歳定年”が企業の主流というわけです。
参考までに、70歳以上定年は 2.3% でした。
ちなみに、平成30年(2018年)時点では「60歳定年」が76.6%とさらに高く、時代とともに“定年延長”の流れが少しずつ進んできているようです。
💸 再雇用の現実は厳しい…
話を戻します。今月定年を迎えるその彼も、嘱託社員として再雇用されるとのこと。でも…「給料が激減するんです」と寂しそうに語ってくれました。実際、パーソル総合研究所が2021年に実施した調査によると、再雇用された人の約90%が年収減少を経験しており、平均で44.3%の減少という厳しい現実があります。まだまだ元気で、能力も変わらず、会社に貢献できる人材であるにもかかわらず…こうした制度のもとで活躍の場が縮小されるのは、あまりに惜しいことです。
🧑‍💼 アザエンジニアリングの方針:定年70歳、給与変動なし
こうした現実を受け、弊社では昨年度から定年を70歳まで延長、それにより75歳まで働くことが可能になりました。さらに定年の70歳まで給与の変動はありません。(これって凄いことです)年齢に関係なく、元気でやる気のある社員には、今まで通りしっかり働いていただきたい。人生100歳時代!何歳まで生きるかわかりません!最後の最後でお金に困るような人生には、絶対にしてほしくない――そんな思いからこの制度を整えました。人材不足の時代だからこそ、長く安心して働ける環境が必要だと、私たちは本気で考えています。
💬 今期も「人」に寄り添う会社でありたい
新年度が始まった今、改めて感じるのは、「人」に支えられてきたという感謝です。今期も、働く人の“心”と“待遇”に寄り添った会社づくりをさらに進めてまいります。最後に私のモットーの1つをご紹介して終わります。

すべての人に「感謝」
すべての物に「感謝」
すべての事に「感謝」