「賞与の話をきちんと伝えます」(1794号)

今週は「賞与」と「賃上げ」の話をしようと思います。たぶん皆さんが一番気になる話題ですよね。
■ 賞与の原資ってどこから出ている?
実は毎月、消費税の支払いや賞与の支給に備えて、ちゃんと積立預金をしています。以前は月150万円でしたが、この冬の賞与からは月200万円に増額しています。これは、皆さんが頑張ってくれたおかげで、会社の利益体質が改善してきたからです。本当にありがとうございます。
■ 査定はどうやって決まるの?
査定項目は27項目。どこの会社でもやっているような、ごく一般的なものです。ただ、弊社ではそれに加えて、「個人の売上-会社が支払った給料・賞与」=利益貢献という項目も見ています。とはいえ、お客様によって単価がバラバラなので、あらかじめ一律の単価を設定して、公平性を大事にしています。間接部門などの方々には、平均値で評価しています。どこまでも「フェアに」。これが私のこだわりです。
■ 賃上げの現実を知っていますか?
ニュースでは「賃上げ6%!」みたいな報道がよくありますが、これはあくまで連合(労働組合の中央組織)の目標値です。実際、日本商工会議所の調査では、中小企業の正社員の平均賃上げ率は4%程度。これが現実です。
■ じゃあ、どうやって報酬を増やすのか?
弊社の売上は「単価 × 工数」の掛け算でしか生まれません。だからやれることは2つだけ。
* 単価を上げる
* 工数(仕事の量)を増やす  この2つです。
そこで昨年から始めたのが「週2回のバックオーダー会議」絶対に“手空き”を出さないための取組です。また、残業時の単価アップ交渉や、政府が推奨する価格転嫁も積極的に行っています。でも、これってお客様にとってみれば当然、サービスの品質向上が大前提なんです。「単価を上げるには、質を上げる」ですね。
■ 高収益会社を目指して――みんなに還元したいから
私の目標のひとつが、高収益な会社にすることです。そのためにできることは全部やって、報酬面でもやりがいを感じられる会社にしていきます。そして、今年の賞与は“物価高”をきちんと考慮した内容にします。社員の皆さんの生活を、少しでも守りたいという気持ちで決めました。なお、皆さんへの報酬は「毎月のお給料+賞与を合わせた年収ベースで考えていただきたい」と思っています。月々の給与だけではなく、年を通してどれだけ支給できるか、という視点で設計しています。これからも、みんなが頑張ってくれていることに、しっかり応えていきたいと思います。今週も一週間、元気に楽しく働きましょう!