「相手の心をつかむ話し方セミナーに参加して」(1780号)

先週、地元金融機関主催のセミナーに参加してまいりました。
テーマは、「相手の心をつかむ話し方」
ビジネスや日常生活において、信頼関係を築くための“伝え方の極意”を学ぶ有意義な機会となりました。
■講師紹介
藤井 暁(ふじい・さとる)氏
テレビ朝日アスク シニアマネージャー。元テレビ朝日アナウンサーとして報道・スポーツ・情報番組などで活躍。現在は、若手アナウンサーや一般向けに「伝え方」「話し方」の指導を行っており、話す技術だけでなく、信頼を築くコミュニケーション力の重要性を伝えている。
■セミナーの主な内容(要約)
◆1. 心をつかむ会話の基本は「印象と伝わり方」
* 話し方で第一印象が決まる。大事なのは「聞き取りやすさ」と「わかりやすさ」。
* 強くて大きな声を出すことが、相手の安心感につながる。
* 腹式呼吸を身につけることで、安定した声・滑舌が得られる。
◆2. 滑舌を良くするコツ
* 口の開き方・形を意識する。
* 舌の筋トレ、表情筋のトレーニングが効果的。
* 声を出す習慣を日常に取り入れる(挨拶+ひと言、家族との会話など)。
◆3. わかりやすく、簡潔に話す
* 一文は短く、結論を先に伝える。
* 詳細な情報(色、数字、形容詞など)を盛り込むと、相手の頭の中に映像が浮かぶ。
◆4. “おもてなしの心”を会話にも
* 自分の話したいことよりも、相手が喜ぶ話題を選ぶ。
* 相手に興味を持ち、リサーチや質問を素直に行う。
* 会話の時間を「一緒に楽しむ」という気持ちが大切。
◆5. 感性を磨くために
* 日頃から語彙力(ボキャブラリー)を増やす努力を。
* 五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)を使って、感じたことを言葉で表現する練習をする。
■まとめ
話し方のスキルは、「技術」だけではなく「相手への思いやり」から始まるということを再認識しました。今後、社内外の会話やプレゼン、会議などでも、相手目線に立った伝え方を意識し、信頼を深めていけるよう実践していきたいと思います。