投入架台【2022年3月納品】

【設計製作依頼の概要】自律型海中ロボットを海中に安全に投入する架台の設計依頼がありました。人力で行うために徹底した軽量が要求されました。また海中に衝撃がないようにスムーズに投入出来る構造で設計を行いました。

①【用途】自律型海中ロボットの運搬用架台、小型船からの海中への投入・揚収用の架台、ロボットのメンテナンスをするための架台
②【設計・製作期間 】約4ヶ月(設計12月~3月中旬、製作2月中旬~3月下旬)
③【仕様】自律型海中ロボットを小型船から水中へ投入または揚収するための架台製作

(1) 運搬架台
・投入架台上に載せて小型船から自律型海中ロボットを投入・揚収用に使用する。
・投入架台から切り離した状態で、自律型海中ロボットを載せた状態で人手で運搬する。
・自律型海中ロボットメンテナンス時に作業用架台として使用する。

(2) メンテナンス架台
・運搬架台と基本構成は同じとする。
・運搬架台と連結することと自律型海中ロボットを架台上で分解するために使用する。

(3) 投入架台
・手動ウインチで自律型海中ロボットを乗せた運搬架台を海上に降ろす、または引き揚げる。
・投入時,運搬架台と自律型海中ロボットの自重で投入方向に動作させるため,投入架台は傾斜状態とする。

④【サイズ】運搬架台     約L2633×W558×H725
投入揚収架台   約L3243×W680×H864
メンテナンス架台 約L1228×W558×H395

⑤【素材】主にアルミフレーム材
⑥【AZAの技術と図面】運搬架台の徹底的に軽量化を行う(実測23kg)
運搬架台投入時に運搬架台が落下することがないように、ガイドを設ける。